みなさんこんにちは。ここ近年はほとんどの人がスマホを所有し知人といつでも連絡をとれたり、わからないことがあればすぐ調べ物ができるなど便利な世の中になりましたね。しかし、技術が進化して私たちは恩恵を受けるばかりでしょうか?そんなことはありません。技術を悪用することによって不当に利益を受け取ろうとする人間も増えてきました。すなわち、詐欺師がはびこる世の中になってしまったのです。
本記事では、様々な詐欺の手口と事例・対策方法を見ていくことで詐欺に対しての知見を広め、日常生活に潜む詐欺から身を守る方法を身に着けていくことを目的としています。
それではさっそくご紹介していきます!
1. 特殊詐欺(電話や訪問を活用した詐欺)

特殊詐欺は、警察や金融機関を装った電話で被害者を騙す手口が主流で、オレオレ詐欺、還付金詐欺、キャッシュカード詐欺盗などに分類されます。犯人は心理操作を巧みに使い、不安を煽って行動を誘導します。
主な手口:
- オレオレ詐欺: 家族や警察を装い、「事故を起こした」「逮捕された」などと緊急性を装って金銭を要求。ビデオ通話で偽の警察手帳を見せ、信頼を獲得するケースが増加。
- 還付金詐欺: 市役所や年金機構を名乗り、「医療費の還付がある」等と偽り、ATM操作を電話で誘導して振込をさせる。2025年は新紙幣発行を悪用した変種も登場。
- キャッシュカード詐欺盗: 警察や銀行員を装って訪問し、「カードが不正利用されている」と言い、暗証番号を聞き出してカードを騙し取る。
中でも、複数の犯人が役割分担(警察→検事→弁護士)で電話をリレーし、信頼を築く「劇場型詐欺」の被害が増加しています。
事例:
- 2025年5月、調布市で高齢女性が警察を装った電話で「口座が詐欺に使われている」と脅され、ATMで数百万円を振り込んだ。犯人はビデオ通話で偽逮捕状を見せ、不安を煽った。
- 大阪府警を装った男が「検事の指示で資産調査が必要」と言い、仮想通貨用語を交えて高齢者を騙し、別室に隔離して家族連絡を阻害。夕食準備の隙に家族に相談し被害を免れたが、心理操作の巧妙さが浮き彫りに。
- 2025年3月、SNSで投資詐欺を持ちかけ、振込先として詐欺口座を提供した中国籍の男が逮捕。50代女性が約300万円を失った。
- 新紙幣発行関連で、郵便局員を装い「古い紙幣を交換する」と200万円を騙し取った事例が東京都で4件、総額1500万円。
- 2025年2月、AIディープフェイクで偽動画を使い、家族を装った緊急送金要求。音声合成で「えー」「あの」などのフィラーを入れ、本物らしく偽装。
対策:
- 電話に出たら「折り返し電話する」と言い、表示番号ではなく公式HPから確認(例: 警察署の番号をネット検索)。
- 国際電話(+から始まる番号)をブロック(国際電話不取扱受け付けセンター: 0120-210-364)。
- ATM操作を電話で指示されたら即切断。家族や警察に相談を習慣化。
- 警察庁のSOS47ページで手口を確認。
2. フィッシング詐欺(メールやSMSを悪用)

メールやSMSで偽サイトに誘導し、個人情報を盗む。2025年はAI生成の偽メールが増加し、銀行・行政や宅配業者などの大手企業を装ったものが主流。
主な手口:
- 偽のリンク付きメールで「アカウント確認が必要」と誘導、ID/パスワードを入力させアカウント情報を盗み取る。
- QRコード(クイッシング)を使った詐欺で、偽アプリをインストール。
- 大手ショッピングサイトの偽サイトに誘導し、クレジットカード情報などを入力させカードを不正利用される。
事例:
- 2025年4月、日本年金機構を名乗るメールで「年金手続き更新」と偽り、クリックで個人情報を盗まれたケース。
- 大手キャッシュレス決裁サービスを装い、「未払い料金を明日までにお支払いください」等といった文言とともに偽サイトのリンクに誘導し、クレジットカード情報を盗まれたケース。
- 大手通信会社の料金未払いのSMSにリンクが添付されており、そのリンクからログインすると不正なアプリケーションのインストールを促され、インストールすることでスマートフォン内の個人情報が抜き取られ、デバイスを乗っ取られて他の番号に大量のスパムSMSを送信したりするケース。
対策:
- 疑わしいメールのリンクはクリックせず、公式アプリ/サイトから確認。
- 二段階認証を設定。ウイルス対策ソフトを最新化。
- フィッシングレポート2025で最新手口をチェック。
- 個人向け対策: URLの「rn」を「m」に見せかける視覚詐欺に注意。
3. 投資詐欺・恋愛詐欺(SNS活用)

SNSで信頼を築き、金銭を騙す。1件あたりの被害額が大きい。
主な手口:
- 偽投資話で「高リターン」と誘い、振込を繰り返す。
- 恋愛詐欺: ロマンスを装い、緊急事態を理由に送金要求。
- 求人詐欺: 高収入仕事で海外に連れ出し、詐欺強要。
事例:
- 首都圏の50代女性がSNSを通じ有名な投資家を騙る人物に投資金との名目で3000万円を振り込んでしまう事例。
- 大阪府の50代女性がSNSを通じ東京の40代男性を名乗る人物と接触。その後SNSでやり取りするうちに恋愛感情を抱くまでに至る。ほどなくして、相手から金への投資を勧められ、指定された口座に44回にわたって合わせて3億1000万円余りを振り込んでしまった事例。
- SNSで「未経験でも高収入。飛行機代の負担なし。」といった好条件の求人情報を見て応募すると、海外に到着した後にパスポートや携帯電話を没収されて、連行された施設で詐欺などの犯罪行為に加担させられるという事例。
対策:
- 投資話は金融庁登録業者か確認。振込先が個人口座なら疑う。
- SNS知り合いの金銭要求は無視。相談相手を事前に決める。
- 「だます技術」書籍で心理操作を学ぶ。
4. その他の詐欺(マルウェア、広告詐欺)

- 手口: 偽広告(マルバタイジング)でウイルス感染、またはラッキービジター詐欺で金銭要求。
- 事例: 海外のWEBサイトを閲覧していたところ突然「おめでとうございます!○○が当選しました!」と高級商品の当選画面が出てきたので、思わず住所等の情報を入力したところ、個人情報を盗み取られた事例。
- 対策: 広告ブロックツール使用。相談を恥ずかしいと思わず共有。
全体的な現状と予防策
2025年の詐欺はAI活用で高度化し、被害者は高齢女性が多いが、若者もSNS経由で狙われています。警察庁データでは、特殊詐欺認知件数の99%が高齢者。 対策の鍵は「相手を知り、自分を知る」こと。不安を煽る話は即相談。全国共通の詐欺相談ダイヤル(#9110)を利用し、家族で防犯アプリを導入しましょう。最新情報は警察庁や消費者庁のサイトで確認を。